■■■ 重要ニュース解説 ■■■
2013-05-09 食品包装材料用添加剤名単(258種類)を公布(国家衛生・計画出産委員会)
食品包装材料用添加剤の補追リストは、今回の公布(258種類)をもって最後とされています。
これまでに以下のリストが交付されました。
2009年11月に食品包装材料整理業務がスタートし、これまで12回におよぶ作業グループ会議が開催されました。2013年2月19日、食品包装材料整理業務総括会議で、衛生部による食品包装材料整理業務は、本会議をもって終了したと締めくくっています。
今後は、「食品関連製品新品種申告・受理規定」に基づいて申請し、許可された新品種を衛生部(現在の『国家衛生・計画出産委員会』)が取りまとめて公表するか、或いは《食品容器・包装材料用添加剤使用衛生標準》の改正版でまとめて公表することになると思われす。さらに、国家標準GB9685-2008の改正作業を、国家食品安全リスク評価センターが担当するとことも公表されています(2013-02-14付けニュース参照)。
なお、同認可樹脂リストは、『包装材料に使用することができるポリテトラメチレンアジポアミドなど107種類のプラスチックリストを公布(衛生部)』(2011-11-07付けニュース)のみです。
『危険化学品安全使用許可証実施弁法』の関連文書を交付(国家安全生産監督管理総局)
関連ニュース(日付けはニュース掲載日)
2013- 05-04危険化学品安全使用許可文書および許可証の様式などを公布
2013-04-23《危険化学品使用量の数量基準(2013年版)》を公布(ほか)
2013-02-25《危険化学品安全使用許可適用業種目録(2013年版)》を公布
「危険化学品安全使用許可証実施弁法」(2013年5月1日施行)の適用対象企業は、『危険化学品安全使用許可適用業種目録』で分類され危険化学品を使用して生産に従事する企業、かつ『危険化学品使用量の数量基準』に達している化工企業(危険化学品生産企業を除く)としています。今回、その適用業種目録と数量基準が公布されたことになります。
適用業種目録では、大分類に、化学原料および化学製品製造業、医薬品製造業、化学繊維製造業が上げられ、中分類には、インキ、塗料、顔料、合成樹脂、農薬、肥料などが含まれています。これらの業種で、かつ数量基準を超える量を扱う企業が対象となります。
危険化学品そのものを製造する企業はこの対象から外れ、「危険化学品登記管理弁法」の適用を受けます。
2013-05-11『既使用認可化粧品原料名称目録(第2回)』を公布(国家食品薬品監督管理局)
使用が認可された化粧品原料のリストです。今次、第2回で411種類が公示されました。意見募集草案(昨年6月28日公表)の632種類から221種類が削除されています。
既に、第1回目録(1,674種類、意見募集草稿から削除なし)が、今年2月7日に公布されています(2013-04-15ニュース参照)。
第3回は、意見募集草稿(1,356種類、)が、昨年9月17日に公表されています。近々、確定版が公布される見通しです。
目録に未収録の化粧品原料についても、国家食品薬品監督管理局は次々と整理し公布するとの文意が付記されています。
2013-04-12 《上海市》危険化学品取扱許可証の発行管理業務の強化に関する補充通知(上海市安全生産監督管理局)
これは、上海市安全生産監督管理局が、昨年10月22日に、発令した通知を補足したものです。「上海市行政区域内において、《危険化学品名録》に含まれる危険化学品の取扱活動(倉庫保管事業を含む)に従事する企業はすべて、危険化学品経営(取扱)許可証を申請し手続きを行うこと(2012-10-24付けニュース)」。このように、上位法の施行が具体的でない時点で、いきなり地方監督行政が動くことは良くあります。さらに、地方監督行政分門は、より身近でより具体的なため、足下をすくわれることになりかねません。
地方のニュースにも充分に目を配ってください。